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お袖さんを見守ってきた田中喜子さん

田中喜子さん現在、八股榎お袖大明神の祠を守っているのは松山市安城町在住の田中喜子さん(91歳)。ここを守り始めて約50年になります。田中喜子さんも当初は家業の商売繁昌を願いお参りをしていた信者さんでした。家業が苦しい時期もあり願いを込めて祈願したところ、あるとき突然に売上が5倍以上になり驚いたそうです。その後も感謝の気持ちを忘れず、この八股榎とお袖さんを大切にお参りしてきました。

昔からこの祠は信者さんの代表者が世話人となって管理してきました。世話人は祠がここに戻ってきてから現在管理をされている田中喜子さんで三代目。初代のおばあさんは、しっかりとした信仰心をお持ちの素晴らしい方だったそうです。そのおばあさんから見込まれた喜子さんは、二代目の管理を頼まれましたがその時はお断りしたそうです。

しかしその後の管理が一時期混乱してしまいました。観音様やお地蔵さん、狸や風車、お位牌(!)まで持ち込まれ、おかしな空間になってしまったそうです。それを見かねた喜子さんが管理を引き受け、祠を整理しました。様々なものが置かれたいた本殿を整理し、狸像のための祠を建てお袖さんはそこに祀りました。そして平成24年夏には、祠へ降りる急な階段の整備や、堀との境に柵をつけるなど、環境も整備されました。

喜子さんは、ここを大切にしている多くの信者さんと共に人々が気持ちよくお参りができる空間に生まれ変わらせたのです。

田中喜子さんが伝えたいこと

八股榎大明神八股榎お袖大明神では、祈願を重ねた方の願いがかなえられたお話をよく耳にします。傾いた商売が持ち直した、目が見えなくなりそうだったが完治した…。しかし不思議なことにその後不義理を果たすとまた良くない方向に向かう…、そんな話も聞こえます。一生懸命、手を合わせ祈願することで願いが通じるかもしれません。しかし本当に大切なのは、常日頃の行いや気持ち。

田中喜子さんは厚い信仰心のもと、たどり着いた教えを伝えてくれます。それはご先祖様への感謝の想い。今、私たちが生かされているのはご先祖様のお陰です。その気持ちを忘れず、先祖供養の気持ちを大切にすることで素晴らしい出会いと人生を経験することができるとのこと。八股榎お袖大明神では、このことを教えていただける田中喜子さんの言葉があります。

喜子さんのおことば

ここを訪れる人々は、この小さな祠で大切なことを学べるはずです。喜子さんは言います。

『小さなお子さんをはじめ、多くの方にここを訪れて欲しい
ご先祖様のことを想い、手を合わせることの大切さを感じてもらいたい』


大切な心を思い出させてくれるこの小さな空間。ぜひあなたも八股榎お袖大明神へお越し下さい。

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